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やまひ

【礒淵】


 夏休み初日の土曜日からなんだか体の様子がおかしくて、日曜日の午後にはこりゃあかん、ということで実家に遁走した。

 日曜日ゆえに病院は救急医療センターしかやっておらず、そこに行く。

 症状は軽い熱と発疹だった。

 この発疹がかゆいわけでも痛いわけでもなかったのだが、尋常ではない様子で、医者が言うには薬疹ではないか、ということだった。

 

 次の日から本当の地獄で、発疹はとどまることを知らず腹以外の全身に及ぶ。特に手のひらと足の裏が痛痒い。見た目もマタンゴみたいになりかけているし口の中にも発疹が見え始めてきたので、あらためて皮膚科医にみてもらったところ、皮膚科医もちょっとよくわかんないや、って感じだった。

 きょうのところはちょっとよくわからないからもっとやばくなってご飯食べられなくなったらまた来てください、と言われ、免疫を高める薬と軟膏を貰った。

 薬飲んでひたすら寝て軟膏塗っていたらちょっとだけよくなったのだが、口の中がそれはもう天下分け目の合戦みたいな有様で、ようするに発疹がひどくなにも口に含めない。そもそも痛すぎて口を開けられなかった。

 うつ状態。

 おれの夏はどこ行った。

 そこで再度皮膚科に行き、うがい薬と、本来胃潰瘍の薬だが口の粘膜にもよく効くという薬をいただいた。皮膚の発疹は日に日によくなっている、と言ったら、よかったそれなら入院しなくてもよさそうだね、と医者は言った。

 こやつ、入院させる気だったのだ。

 

 胃潰瘍の薬は苔色の水あめみたいなものと粉薬の二種類あった。

 薬を粘膜にしみこませてください、との指示だったのでそれぞれ30秒ずつ口に含みそして飲み下す。

 これが、おいしいのだからびっくりだ。

 水あめみたいなやつはメロン味で粉のほうはオレンジ味だった。

 おいしくて、よく効いた。

 

 薬のおかげで回復し、発症から一週間たった日曜日には平生のように食事を摂ることができるまでになった。

 三日間ほぼ絶食だったので、ちょっと痩せた。

 そして胃が縮み、食が細くなった。

 まだ発疹は完全には消えていなくて、痣みたいにぽつぽつ残っている。

 でもまあ、回復したので本当によかったと思う。


 ところで今回はなんの病気だったのだろうか?

 医者が言うには、薬のアレルギーだということ。

 じつは発疹が出る前に、耳鼻科で処方されたいくつかの薬を飲んでおり、そのうちのどれかが異常をきたすに至ったらしい。

 そうなると大きい病院での検査が必要で、かなーり面倒くさいことになる、とのこと。

 しかし検査をせずに、また似た傾向の薬を知らずに飲み、同じことになるのは御免だ。へたすると次は死ぬかもしれないし。

 だから完治したら検査をしようと思う。



 一週間ぶりに都内の部屋に戻ると、大変なことになっていた。

 泥棒に荒らされたごとく汚く、臭く、冷蔵庫の野菜は腐り果てている。

 きゅうりはほとんど液体のようになっていた。触れたら崩れた。

 


 とにかく、元気になったので、今日から夏を始めたいと思う。




 

 

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