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人工知能

【礒淵】

 最近、人工知能ブームらしく、各地で人工知能の話題が尽きない。

 人工知能が囲碁で人間に勝ったり、文学賞の一次選考を通過したり、発展は目覚ましいものだ。

 僕なんかは、肉脳に人工知能を埋め込んでしまいたひ、なんて思っているくらいのありさまで、このブームにあやかりたいとすら考えている。
 
 人工知能が応募した文学賞はSFショートショートの巨匠・星新一の文学賞で、人間以外の作品の応募も認められている賞だった。
 SFなら、人工知能が文章を書いて応募したというだけで一次選考を通過してもおかしくはない、が、人工知能であることを隠して応募して選考を通過したというのだから驚きだ。

 こうなると文学の先行きは怪しいものとなってくる。

 文学とは、文藝ではない。

 文学とは、著者の心象・性格・思想などを盛り込んだ、人間そのものを表すものだと僕は考えている。
 芸術の一種だ。
 絵や音楽が作者の思想や心を表しているように、文章だって文学となれば著者の心を表す。
 
 心のない、思想のない、膨大なパターンだけを記憶しそこから学習し・文章に昇華した人工知能の書いた物語文章は文学と言えるのだろうか。
 もしくは、これまで人類が生み出してきた文学とは単なるパターンの連続だったというのだろうか。
 そうなると、我々の文学とは一体なんだったのだろうか。
 想像力は、人間性は、文学は、計算によって導き出される、等式や不等式で成り立つ表現創作だったのだろうか。

 しかし、こうも考えられる。
 文学賞とは名ばかりで、面白いか(売れるか否か)どうかを競い合っていただけである。
 心象や人間性に迫った作品を求める賞ではなかっただけだった。
 
 どちらにせよ、これは由々しき問題だと思う。
 
 大賞を取らなかっただけマシだが、いつか人工知能が大賞を取る日は来るだろう。
 人工知能に比べて計算に劣る我々が彼らに勝てるところは想像力や人間性の奥深さだけだ。
 文学賞を取られたら、人間が持つそのすべては否定されることになる。

 人工知能に愛があったらどうしよう。
 いつか、人工知能が愛を持つ日が来るだろう。
 その日が来たら、僕は人工知能と呼ばない。人間と呼ぶ。
 遺伝子を持たない、人間の身体を持たない、人間だ。

 
 人工知能の発展は目覚ましいが、問題は山済みだ。
 その問題を、人工知能たちは知る由もないだろう。
 人工知能を作るのも、使うのも、問題を生み出すのも人間の仕業だからだ。


 

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