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蛇にまつわる思い出

【礒淵】

 小学生の時に通学路で蛇を見たことがある。

 通学路の一つに鶴岡八幡宮があって、太鼓橋を渡った石垣の所にアオダイショウがいた。
 上級生が傘でアオダイショウをどつきまわしており、当時の僕は太鼓橋からそれを見守っていた。
 アオダイショウは石垣の間に逃げようするが、傘で捕まえられて全身を石垣に入れることができない。
 上級生たちもアオダイショウを逃がすまいと必死である。
 
 アオダイショウの身体は青黒くて、うろこはぬらぬらしていた。
 
 結局そのアオダイショウがその日どうなったのかは分からない。
 捕まえたとも、逃したとも聞いたような聞かなかったような。
 
 ただ、一年に1回くらい、アオダイショウを同じ場所で見かけることがあった。
 
  *
 
 小学生の夏、四国の田舎で蛇の抜け殻を見つけた。
 自転車置き場の雨樋にそれは引っかかっていて、叔父が取ってくれた。
 首がもげた抜け殻だったが、新鮮で、うろこの感触がふわふわとしていた。
 
 蛇の抜け殻を財布に入れておくとお金持ちになれるという。

 僕はそれを小さな小銭入れに入れておいた。
 抜け殻と言ってもセミの抜け殻のように脆いわけではなく、しなやかな丈夫さを持っていて、財布に入れておくくらいでは壊れない。
 ときどき財布から取り出して眺めては「あー、なんかいいなぁ」と思った。
 うろこのぬらぬらした感触が気持ちよかった。
 生きていたものなのに動きは止まっている、でも死んだわけではない、抜け殻の虚無的な魅力がそこにはある。

 3か月くらい入れていて、結局邪魔になったから捨てたのか、どうなったかは覚えていない。
 でも、その次の年くらいからお小遣いをもらえるようになった。 


   *

 小学一年生の頃、父親の仕事について行き、スリランカに行ったことがある。
 スリランカはインド洋に浮かぶ小さな島で、昔はセイロン島と言った。
 
 インドで蛇といえばへび使いが想像される。

 スリランカにもへび使いはいた。 
 宝石屋の駐車場にいた。
 なんであそこにいたのか分からないし、街角にウジャウジャいる程へび使いはメジャーではないようだ。
 
 でもお決まりのようにターバンを巻き、変な形の笛を吹き、蛇を坪型の小さな籠からにょきにょき出現させ、踊らせていた。
 本当にへび使いは存在するのだ。
 なんという種類の蛇だったかは分からないが、コブラみたいな襟の張った種類だったように思う。
 
 僕は見ていたかったのだが、あんまり見ていると法外な金を要求されるため、その場をすぐに退散した。
 
 今でもたまに思い出してはあのへび使いのことが気になる。
 どうやってへび使いになるのだろうか。

  *

 実家の庭にカナヘビがいた。
 しかも4,5匹はいて、我が家の床下に住んでいた。
 庭に出ると彼らが日向ぼっこでもしているかのようにのほほんとしていて、驚かすとさっさと草むらに退散していた。
 ちょっと捕まえてみよう、と思って、そうっと近づき、捕らえたことがある。
 しかし、トカゲは尻尾を切って逃げてしまった。
 尻尾を切ることくらいわかっていたのだが、実際に切られると結構驚く。
 ノンフィクションなんや、うわっ。ちょっと引いた。
 
 切られた尻尾はどうなるかというと、のた打ち回り、ビクビク痙攣し、しばらくして沈黙する。
 わりと長時間、尻尾だけでのた打ち回るので大変気味が悪い。
 
 トカゲは嫌いでもないのだが、カナヘビを見るたびに、あののた打ち回る尻尾を思い出して足がすくむ。



 

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