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心の中にひとつの予感

 礒淵

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 これは何回かこのブログにも書いたかもしれないけど、中学の時の合唱について書きたい。

 
 「予感」という曲がある。
 めちゃめちゃいい曲なのでぜひ聴いてみてほしい。
 

 
 
 メロディがロマンチックな展開で、男声と女声の重なりがとても美しい。
 聴いていて気持ち良いし、歌ってみても楽しい「予感」がする。

 「予感」は中学の時に歌った。
 朝の歌、という習慣が母校にはあって、毎週の朝会で一クラス、各クラスごとに割り振られた曲を全校生徒の前で歌わねばならないのだ。
 4クラス×3年だったので、一年間朝会で朝の歌を続けるには一クラス2曲のノルマがあった。
 前期と後期に一曲ずつノルマがあった、と考えてもらえればわかりやすいと思う。(3学期制だったが。)
 この「朝の歌」の習慣のせいで僕は3年間やりたくもない合唱を毎日のようにやらされ、たいへんつらい目に遭うのだが(ただし途中で洗脳され日常として合唱を受け入れていた。)それはまた別のお話である。

 
 「予感」は4月、5月あたりの曲だった。
 たしか、3年生が歌っていたと思う。
 新緑薫る初夏の風、新しい日々が始まる胸の高まり、と書けば良い印象だが実際の僕はジメジメした頭痛のするような湿気た空気が嫌だったし、新生活に動悸が治まらなかった。
 不穏。この季節に間違いなかった。
 不穏の予感がずっと渦巻いていた。

 中一の4月、これは墓場まで忘れないことだろう、宿泊研修、というものがあった。
 たいへんにつらいものだった。
 よく分からない研修所、いや収容所の方が適当か、での1泊二日の研修。集団行動訓練、お辞儀の仕方、合唱指導、などなど苦痛のあまり脳が萎縮するかと思った。(実際萎縮して莫迦になった可能性もある。)
 この研修は僕の次の学年から易化したという噂を聞いた。
 許せなかった。後輩共も同じ苦痛を味わうべきなのだ。
 まあ、それはともかく、この研修で練習させられた曲が「予感」だったのだ。
 
 地獄。これだろう。
 酸素の薄いホールみたいなところでじめじめとした空気の中、12、3歳の少年少女が上下青のジャージ(囚人服)を着て青ざめた顔をしながら「予感」をひたすら指導される。少しでも手を抜くと百目でも付いているのか、先生にとても怒られる。とても怒られる。とても怒られるので頑張って歌うが、中には頑張りが祟り貧血で倒れる者も。地獄だと思った。音楽の先生が修羅に見えた。春の修羅。
 「歌う時は笑顔!」先生が言うが、無理である。この状況下で笑えるのはよっぽど脳が萎縮したとしか思えない。
 僕は笑顔だっただろうか。絶望から笑っていたかもしれない。
 
 歌には歌ごとに思い出があるものだ。
 彼女と聴いた曲だとか、受験シーズンに聴いただとか、これを聴いて学校へ通っただとか、青春の思い出だ、とか。
 「予感」の思い出はまさしくあの宿泊研修に他ならない。
 青青青青青青青青。
 青くて青くて青くて青かったあの宿泊研修だ。
 「予感」を久しぶりに聴いてみたら、とてもいい曲だった。感動すら覚えた。
 だが、やはり「あの記憶」がよみがえってしまう。
 ジメジメしたあのホール。一面の青。輪廻する歌詞はサイケデリックな幻覚すら見せよう。そして修羅。
 いまだに呪縛から逃れられないのだ。ゆーてもう7年前のことなのに。
 
 今でこそ笑い話だが、笑い話になってよかった、とさえ思える。

 宿泊研修ネタには事欠かないので、またそのうち機会があれば書きたいと思う。
 「予感」は実際にいい曲だと思うので、ぜひ聴いてほしい。修羅。


 

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