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夕暮れ

 礒淵です。

 2/28(日)に渋谷aubeでLIVEやります。
 今年初めてのLIVEは縁起物だと思うので来た方が良いと思います。



 夕暮れの時間が大好きで、夕焼け小焼け頃になると犬のようにあたりを走り回ってしまう。
 それも小学生のころまでだったな、と思った。

 夕焼けは美しいし、伸びる影はノスタルジィで今日の余韻に浸っているみたいだ。
 美しさと寂しさと、すこしの恐怖が夕焼けのある風景には広がっていると思う。

 夕焼けは今日の終わりを表している。
 「あの頃」は授業の終わりを表していた。だから嬉しかった。
 だが、今ではやり残したことが頭をよぎり、明日のことが不安でしようがなく、影は伸びて憂鬱だし、空は燃えるようだしあっ綺麗だなとは思うけど片隅に輝くお月さんがえっへっへと笑っていやがるからどうにもムカついて、もうわかった、今夜は一人で飲もう、と決め込んでやり残したことをやり残しつつ、ソーダ割り、水割り、お湯割り、おかわり。げらげら。

 あかんではないか。

 夕暮れのトワイライトシティでほっほっ、一句詠もうかな、くらいの心の余裕が欲しいものである。

 夕暮れは僕たちの心を優しく傷つけてくれる。でも他の傷を癒してもくれる。
 あのオレンジに希望を見出すようにしたい。


 (以下余談)
 前にも話したかもしれないが、夕暮れにまつわる怖い夢を見たことがある。高校生のころだ。

 夕暮れの教室、廊下はあんなに赤いのに教室は不気味なほど黒くて、窓際の席にあの子がいた。
 あの子は隣のクラスの女の子。
 一度も話したことは無いし、気があったわけでもない。今では名前も忘れてしまった。
 教室に入ってきた僕を一瞥するとにこやかになって小刀を机の上に置いた。
 黒いセーラー服、赤いリボン、黒い教室、赤い肉片、見えない顔。
 一瞬のことだったと記憶している。
 あの子は自分の耳を切り落としたのだ。
 叫ぶわけでもなく、脅したわけでもない、日常的に行われたことのように、至極当たり前のように、微笑みながら耳を切り落とし、小刀を鞘に入れた。
 たしか、左耳だったように思う。ほとり、と机の上に落ちていた。
 
 次の瞬間には調理室に移動していて、彼女はカレーを作っていた。
 出されたカレーには彼女の耳が入っていた。
 彼女の顔を見ても表情は読めなかった。
 夕暮れの教室は暗すぎた。

 (完)





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